韓国行政安全部の黄棟俊(ファンドンジュン)課長ら3名が7月1日、長生炭鉱現地訪問した。
追悼ひろばを訪れた課長は、胸に詰まるものがあったと目に涙を浮かべ、追悼碑に献花をした。
今回の訪問はあくまでも、韓国遺族たちの要請を受け、遺族の気持ちに寄り添うために、机の上でなく実際の現場を見ようというもの。
去る、6月3日、韓国で同機関を訪問し、韓国遺族会と共に「ぜひとも現地を訪問して欲しい」と要請したことに応えたのだった。わずか1か月での実現に、私たち「刻む会」も驚くと共に、非常にありがたく思った。
この日、山口県議会議員4名も現地に駆けつけ、共に対応してくださった。
日韓関係は今非常に難しい状況になっているが、遺骨返還という問題は、政治とは切り離して対応しなければならない問題である。
今回の訪問を受け、韓国政府と遺骨収集の実現に向けてお互い協力していくことを改めて確認できたことは非常に大きな意義があった。